今日の物語の始まりはここ
この木なんの木
これは、かたばみの花かな?
くんくんくんくん・・・
ぺろり
今日もくんくんが多くなって・・・
まべ警部の登場・・・
まべ「またあいつか・・・」
じー
まべ「ここにはいないか」
まべ「追うぞ、ついてこい!」
今日、まべが追いかけてきたのは
これ
頭上高く射られるような声がしたと思ったら、
ひらりと舞い降りてきた
ひばり
そして、草地に入ったら、こんなものもあった
これ、ひばりの巣かな。
「ひばりのす みつけた まだたれもしらない」って、きのしたゆうじの詩を思い出すよね
昔、教科書にも載ってて
小学生の4月に、みんなで音読した
その時の教室の光景や
窓の外の誰もいない校庭なんかを思い出したよ
あの時も、こんな春の日だったな
同じひばりの巣でも、
萩原朔太郎『月に吠える』の「雲雀の巣」の方は、
アンビバレントな感性が衝撃的で大人向け
朔太郎の詩は「柔毛のように繊細な神経が通う」って言われるけど
教科書にはとても載せられないしろものだよね
そして帰宅後・・・
まべ、あなたも教科書には載せられないよ
子供が泣くからね
まべ「大人の味がわかるおとこですからね」