マーベリックも大好きな、ファーマーズマーケットに、10周年記念顔出しパネルが設置された。
いつも新鮮な野菜をありがとう???
小川流れる広場では、やっと桜がほころび始めていた。街よりも気温が低く、遅い咲き始めだ。
下は、東京の母が送ってきてくれた、緋寒桜。
山の桜と、都会の桜。
二本の桜。
東京でのそれは、温かい命を象徴する、記号的で特別なメッセージをもつものだった。私は、街を歩く道すがら、わずかなスペースに植えられた花を見つめて、季節を感じ、全力で、それを摂取しようとしていた。
一方、ここでの桜は、いつとはしれずいたるところで咲いては散るを繰り返す。人に認識されようと、なかろうと、そんなことにはおかまいなしに。
そこある桜同士のコミュニティの中に、邪魔をしないように、ひっそりと入り込んでいくと
これまでの立場が逆転し、自然を摂取してきた自分が、自然に摂取される側になっていることに気づく。
もはやここで私は、自然を見る側ではなく、自然に見られている存在なのだった。
道の駅は10年目、
私の道の駅との出会いは5年目、マーベリックというお供を得てから3年目の春
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