石敢當(いしがんとう)と彫られている石が、置いてあることがある。
沖縄や台湾の風習なのだそうだ。
沖縄には”マムジン”という魔物が、市中を徘徊しているという言い伝えがある。
マムジンは、直進しかできない魔物。道が行き止まりになったところ、突き当たりに当たる家には、そのままマムジンが入ってきてしまうかもしれない。だから道が尽きるところに魔除けの石を置いて、マムジンを撃退するのだそうだ。
マムジンは、この石に当たると砕け散るという。なんだかシューティングゲームみたいだ。
今日歩いた道に、新しい石敢當の札が下がっていたのだけど、うちのマベジンさん?
お札の前に来たら、その前を通るのを全力で拒否する。
やはり、お主は魔物か?、とでも言いたくなったけど、でも…
正面から見ると、たしかに、意外と怖い。マーベリックが怖がるのも、わからないでもない。
マベは留守番の時、わざとラグの上におしっこする癖が治らないから、今度ラグの上にでも置いとくかな。