まべまべ地方、春のように暖かい。
暖かいということは、家にいるときに、マーベリックがぐいぐい寄ってこないのですぐわかる。
今日は、川沿いの公園に散歩に来ました。
春を思わせる色とりどりの花の前で、後ろ足ぴーん?
勢いのある姿を見ていたら、来日中のローマ教皇のスピーチを思い出した。
世界では、戦争や飢餓に苦しむ人々がいる。病気で苦しむ人々がいて、自分を肯定できず、もがき苦しむ人々がいる。
たとえ、富も栄誉も得たとしても、人の幸せは、豊かさだけでは測れない。人はみな、なにがしか、苦しさを抱えて生きている。
人間だけでない。虐待されたり、捨てられたり、命を軽視される動物たちがいる。自然は至る所で、その身を窶している。
こうして考えると、世界は苦しみに満ちているように思えてくる。
でも、世界は決して単一ではない。そうとなれば、苦しみ、希望、喜び、平和は、いつも、いつも、同時に存在しているはずなんだ。
教皇の言う、希望や平和は、決して理想なのではないと、今日のこのマーベリックの息遣いと静かに咲く花たちが囁いていく。
なぜって、自分自身の苦しみのすぐ隣に、きっと、希望があるのだから。
希望は、苦しみを感得しつつ、前に歩き出すことであり、小さな事でも、一歩、一歩、それぞれの歩みを続けることであり、
小さな川がたくさん集まって、やがて大きな川となり、海となる。
私達の各々の希望は、命を大切にするという海で、1つにまとまるはずなんだなぁと思う、昼下がり。
今日も、ブリーダーさんが付けてくださった名前、”ホープ”こと、マーベリックに、振り回されながら歩きます。