今日もいいお天気。そして暑い☀️
マーベリックとは、池周りの市民ドッグランに来た。
いつもの通り、誰もいなくて、貸切りラン。
ここから池に下りると、釣りができる?ブラックバスがいるって聞いたことがある。
今日は、日差しは明るく、町ものどかで、マーベリックもいつもに増してうれしそう。
水面が鏡面となって山を映す。
空も、水も、今日はまた、一段と青い。
マーベリックは、ザッとスロープを下る。
このランの絶妙なスロープに幼いマーベリックは鍛えられた。
生後半年で、ここに初めて来て、最初のうちは、全速力でかけてきては、スロープの溝にはまって、こてっ、と、こけたりしてた。
でも、マーベリックは、それを繰り返し、あえてダッシュで駆け込んだり、ゆっくり歩いてみたり、いろんなことを試していく。今、体の使い方を覚えてるんだなと、見ているこちらに、はっきりわかるほど、マベは、何度も何度も同じことを繰り返しては、それをクリアしていった。
今ではまるで自分の体の一部のように、スロープを上り下りする。
それがもう三年前。早くも懐かしい。
見るもの全てが新しい時期は終わったかもしれないけど、今は、表面が穏やかになるのに比例して、マーベリックと私のお互いの探り合いの度合いは深みが増してってる。
目が合うたびに、マーベリックは言う。
「わかってますよ。でも、言うことを聞くか聞かないかは、別の問題ですよ。」
はいはい。
私はもっと、マーベリックの声に、耳を澄まさないといけないな…。
聞いているつもりでも、わかっているつもりでも、彼らの声は、ふとすると、いろんなノイズにかき消されてしまうから。