今日の物語のはじまりはここ
一面の麦畑から
まべ「さっさと行きますよ!」
時刻は朝7時半。まだ太陽が低くて、こんな時は、影がコオニ?になる。
まべ「だれがコオニですか」
今日、まべは、なんだかとても不機嫌な顔をしている。
マープル「まべ、昨日突然注射に連れていかれたこと、まだ根に持ってるの?」
そう問いかけると
まべ「いいえ、太陽がまぶしかったからですよ、ママン。」
カミュか!
この時期のカエデが、ものすごく好き。よく見ると、小さな赤い花や、タケコプターみたいな種もできている。
カエデにとっては、紅葉の時期よりも、実は今が一番きらきらとしている見せ場なんだってことに気づく。
と、振り返ったら、まべがこんな顔をして待っていた。
まべ「はやくしてくださいよ」
この日は、運動公園でイベントがあって、人がたくさんいた。
そして、いつものように、まべ警部が登場。
息もつかせない緊迫した見張りが始まる。
まべ、まべはね、いつもそういうことをするから、
ジョシ「まべくん、しつこい?!」
って、嫌われちゃうんだよ。
てこでも動かなくなった。
そしてまた、強制撤収・・・
下ろしたら、影だけじゃなくて、まべ自身が、りっぱな、コオニちゃんになってるよ
今日のまべは、ほんとうに、ぐれまべだった。
あ、いいの見つけたね。シロツメクサだよ。
まべは知らないだろうけれど、こんな歌があってね・・・
♪シロツメクサの
花が咲いたら
さあいこう・・・・
そのお話はね、小さい頃保護されて人に育てられてきたアライグマが、大人になったら凶暴化して、最後は、カヌーに乗せられて川を渡り、森にかえされちゃうってストーリーなの。
まべもわがままだから、カヌーに乗せられて、流されちゃうかもしれないよ。
お話のあの子は、森でお嫁さんを見つけてファミリーを作れたけど、
まべはしつこくて、女の仔にもてないから、ひとりで暮らすんだよ
まべは一匹狼では暮らせないから、なきながらうちにかえってくるんだろうよ、きっと
お互い観念して、ずっと一緒にいようね