まべ「私は、まべ村まべみ。」
まべ「冒険者です。」
まべ「今日もお外が私を呼んでいます。
行きましょう!」
昨日から、雨が降り続いているというのに、早朝、ちょうどまべの散歩の時間に雨が上がっていた。
行きましょうか?まべ。
まべ「まべ?私はまべみです。」
はいはいそうでしたね、とにかく、行きましょう。
今日の物語の始まりはここ
まべ「これは、私、まべ村まべみの冒険の記録である。」
はいはい、そうだったね。
昨日は本降りの雨で散歩に行かれなかったから、今日のまべはしょっぱなから飛ばしている。
ぴょ~ん
(※まべが大げさにジャンプしているのですごい段差に見えますが、実際は大した段差ではありません)
しゃああああ・・・・
まべ「3時10分の方角!危険物!」
まべ「ちぇええええすと!!!さわるでない!」
なんなん?びっくりしたな。
ただの桜の実だよ。
葉桜に、いつの間にか実ができたんだね。
まべ「ブリザードが来る前に越えなくてはいけません。急ぎましょう。」
ささささー
まべ、今日は速いね。
まべ「前方に障害物!」
まべ「あなたたちは安全な道から行きなさい」
まべ「ここは私が・・・」
まべ、なんであえてそこ?
まべ「私にそれを聞くとは、愚問であろう・・・」
まべ、そんなとこ通る子だったっけ?
わ、今度は壁を見てる。なんか嫌な予感・・・
ぱあああっ
やっぱり!瞬く間に、登ってしまった。
「あなたはなぜそこに登るのか」って聞いてほしそうだけど、聞きませんよ。
蝶のさなぎみたいになってる
まべ「そこに・・・」
わ、何も聞いてないのに答えだした
やっぱりそれ言っちゃうの?
まべ「そこに・・・」
まべ「そこに草があるから!」
えっ、草⁈ ”山”じゃないんだ・・・しかも、まべみさん、それ、植村直己の言葉じゃくて、ジョージ・マロリーというイギリスの登山家の言葉だしね。
というか、なおみさん、じゃなかった、まべみさん、草食べるのやめて!
まべは小さいころから、河原の土手を上り下りしているので、斜面をみると登りたくなってしまうことがある
まべが小さいとき、河原の土手を下ってき終えたまべの顔が、「むっふーん」って満面得意顔になっていたのを、私は見逃さなかった
にしても、今日はこんなところに登るなんて、どうかしてるよ、まべ。
(※普段から土手で慣れていることもあり、今回まべが自分から登ったのでさせましたが、安全には細心の注意を払っています)
まべ、階段の上り下りは、だめですよ。
また雨が降ってきた。
にやり・・・
帰りましょう。
家に帰ってからは、まべみさん、地球の裏側と交信を図っていた。
まべ「ブラジルの人~聞こえますか~⁈」
聞こえないと思うよ。