たまに、自分の予想を超えた大きいものを見たくなることがあるから、動物園に行く。
たとえば、キリンの顔。
普段考えている以上に、実際のキリンの顔は大きくて、自分の固定観念が打ち破られた気がするから、いい。
一方、逆に、小さいものが無性にかわいらしく思えることがある。
たとえば、住宅地の歩道の真ん中なんかに、花壇があって、そこにひっそりと実ったみかんを見つけたとき。
そして、そのとなりには、リンゴが一個、ちゃんと赤くなっていたりして。
住宅地に小さな果実がある意外性と、ひっそりと結実する姿がとてもかわいくて、時間を忘れて見ていたくなる。